閉ざされた南極基地で謎の物体に次々乗っ取られていく、SFホラーの傑作。
オススメ度 ★★★★★
グロ度 ★★★★
不快度 ★★★★
コメディ度 ★
キャスト魅力度 ★★★★★
1982年 アメリカ The thing 監督/ジョン・カーペンター キャスト/カート・ラッセル 109分
アメリカ南極観測隊基地に一匹の犬を追ってノルウェー隊のヘリがやってくる。執拗に犬を銃で追い回す様におかしくなっていると思ったアメリカ隊員は彼らを射殺する。ノルウェー基地に向かったマクレガー達はそこで奇妙な形に変形した焼死体を発見する。一方、射殺を免れた犬は犬小屋に収容されるが、そこで異様な姿に変形し他の犬達に襲いかかる。実は犬は未知の生命体が擬態した姿あった。それ(thing)は襲った相手に擬態することができたのである。次に人間達に襲い掛かったそれは隊員に擬態してまぎれこみ、彼らはお互いを監視し合うようになっていく。
逃げ場のない南極基地で次々とそれに乗っ取られていく中、お互いが誰も信じられない極限状態が独特の音楽とともにじわじわ怖さを感じさせてくれます。乗っ取られた体が変異する特殊造形も個性的でインパクト十分!CGでは出せない気持ち悪さが強烈すぎてユーモラスに感じるほどです。残った2人がそれなのかそれではないのかはわからないまま、命の灯火を意味する燃える基地の炎を見つめているラストはびっくり系ラストの100倍後味が悪くて最高です。
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